ロイター通信によると、パレスチナ自治政府警察は23日、ヨルダン川西岸の自治区カルキリヤにある自宅のトイレに父親によって約10年間にわたり監禁されていた女性(21)を21日に保護し、父親を逮捕したことを明らかにした。 女性がパレスチナ放送に語ったところなどによると、父親は妻と離婚後、当時11歳だった女性をトイレに閉じ込め、学校に行くことも許さなかった。トイレから出られるのは午前1~4時だけで、それも家を掃除するため。髪や眉をそられ、シャワーは月に1度だけ。寒さをしのぐのに毛布を1枚だけ与えられたという。 父親は「家庭内のいざこざ」と説明。女性は母親に引き取られたという。(共同)