核燃料の輸出などを手掛けるロシア企業テフスナブエクスポルト(テネックス)のグリゴリエフ社長は24日、訪問先のワシントンで、福島第1原発に核燃料を納入する契約を結んでいたとした上で、同社としても「日本との関係を長年発展させていただけに、損害が出るだろう」と述べた。インタファクス通信が報じた。 同社長は損害額は明らかにしなかったが、同原発1、2、4号機の燃料として、低濃縮ウランを今年から2017年まで納入する契約を東京電力と結んでいたという。 テフスナブエクスポルトはロシア国営原子力企業アトムエネルゴプロムの100%子会社。外国市場ではテネックスの名称で活動している。(共同)