【ニューヨーク=上塚真由】白人警官による黒人男性暴行死事件をきっかけに人種差別の抗議デモが米各地で広がる中、南部ジョージア州アトランタで12日、飲酒運転で摘発され抵抗した黒人男性が、警官に撃たれて死亡した。射殺に抗議するデモが一部暴徒化し、13日には現場周辺のハンバーガー店が放火される事態にも発展。警察の対応に一段と批判が高まっている。 アトランタ市のボトムズ市長は13日、「正当な武器使用とは思えない」と事件を非難。アトランタ市警のエリカ・シールズ本部長は同日、引責辞任した。発砲したのは白人警官で、すでに免職処分になった。 捜査当局によると、射殺されたのは、レイシャード・ブルックスさん(27)。12日夜、ハンバーガー店のドライブスルーエリアの列で、停車した車内で寝ている男性がいるとの通報があり、複数の警官が急行。警官がブルックスさんに飲酒検査したところ、基準値を上回るアルコールが検出された
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