中国は、同国で初めてとなる月探査機「嫦娥1号」をのせたロケットを、四川省南部の西昌衛星発射センターから打ち上げた。24日の現地時間18時5分(日本時間19時5分)に打ち上げられ、その1時間後となる現地時間19:15分に打ち上げ成功が発表された。 嫦娥1号の重量は2350kgで、寿命は1年強と見込まれている。発射後1週間強で月の周回軌道に乗せられる予定で、その後は目的である月の表面の3次元映像を作成したり、月の表面にある鉱物の分布状況や、地球と月の間の空間環境、月の表面の土壌の厚さなどを分析したりする。 嫦娥1号はこれらの調査結果を発信するほかにも、搭載した国家や国威を発揚する「愛我中華」や「我的祖国」など曲31曲を発信。テレビやラジオを通じて嫦娥1号の発信するこれらの曲を聴くことができる。 嫦娥1号は中国の月調査の第1段階としており、今後の月調査の第2段階として2007年〜2010年の間に