仙台市の梅原克彦市長は4日の定例記者会見で、新しい指定袋でごみを出さないなどルールを守らない住民への対策として「一部の集積所では、必要に応じてごみ袋を開けて個人を特定せざるを得ない」と開封調査をする考えをあらためて示した。 市は10月初め、ルールを守らない排出が目立つ325カ所の集積所を特定。周辺の住宅にチラシを配布するなど個別の指導を実施し、10月末には240カ所で改善が見られたという。 開封調査については、事前説明会でも、悪質な場合は実施する方針を説明していた。 梅原市長は、1カ月間の家庭ごみ量が前年同月比で26.3%減ったことを明らかにし「推移を見守る必要があるが、市民の環境意識の高さを感じた」と評価した。 プラスチック製容器包装の量は4.0%の増加。10月に始まった紙類定期回収は561トンで、当初の見込み(2633トン)の20%程度にとどまっている。