11月13日、東京・有楽町の国際フォーラムで「犬神家の一族」特別試写会が行われ、30年ぶりに自らの作品をリメイクした市川崑監督、金田一耕助役の石坂浩二らが舞台挨拶に立った。 舞台挨拶の終盤には、11月20日に91歳の誕生日を迎える市川監督の誕生日を祝うセレモニーも行われ、石坂から91本のバラの花束と石坂自身がデザインしたという“金田一セーター”などが贈られた。また、映画の人気キャラクター犬神佐清(スケキヨ)が登場し、劇中の有名な死体発見シーンを模した特製ケーキが贈られたが、お祝いの日に不釣合いな不気味なケーキの登場に、会場は笑いに包まれた。 最後に返礼の挨拶に立った市川監督は、「もう少し長生きして、もうちょっとちゃんとした映画を作りたいと思います。長嶋茂雄さんではありませんが、映画は永遠のものだと思います。どうぞ映画を愛して下さい」と、衰えない創作意欲と映画への思いを語り、観客から盛大な拍