石原産業を書類送検 化学兵器禁止法違反容疑で全国初2008年10月2日14時33分印刷ソーシャルブックマーク 化学メーカー・石原産業(大阪市)が化学兵器に転用できる猛毒のホスゲンを国に無届けで製造していた事件で、三重県警は2日、法人の石原産業と06年当時の同社四日市工場の元工場長(62)、元副工場長(66)を化学兵器禁止法違反(製造の無届け)の疑いで津地検に書類送検したと発表した。同容疑での立件は全国初という。 県警によると、元工場長と元副工場長の2人は、06年5月ごろ、化学兵器禁止法の第二種指定物質として指定されているホスゲンの製造量が年間30トンを超えたにもかかわらず、経済産業省に事前に届け出なかった疑いが持たれている。 また、元工場長は、05年にホスゲンの数量が30トンを超えながら、07年の製造予定量を経産省に届け出なかった疑いが持たれている。 同社は、05年2月から06年10月まで