スマートフォンなどの特許を巡ってアメリカのアップルと韓国のサムスン電子が世界各地で争っている裁判で、東京地方裁判所はサムスンによる特許権の侵害を認めずアップルの訴えを退ける判決を出しました。 スマートフォンとタブレット端末の特許を巡り、アメリカのアップルと韓国のサムスンは世界10か国で裁判を起こしていて、日本では、パソコンを接続して音楽データなどを更新する「同期」と呼ばれる技術についてアップルがサムスンの日本法人を特許権侵害で訴えていました。 東京地方裁判所の東海林保裁判長は、この機能についてサムスンによる特許権の侵害は認められないとしてアップルの訴えを退ける判決を出しました。 世界各地の裁判では今月24日、アメリカの裁判所でアップル全面勝訴の評決が出された一方で、オーストラリアの連邦最高裁判所はアップルの訴えを退けるなど判断が分かれています。 日本の裁判所の判断が示されたのはこれが初めて