スマートフォンの普及にともない、急増するモバイルデータトラフィックが通信キャリアの悩みの種になっている。7月には米最大手の通信キャリアVerizon Wirelessが、スマートフォン向けの定額制データ通信プランを廃止し従量課金制に移行したことでも話題になった。 日本では今のところ、Wi-Fiなどへのオフロードや帯域制限を実施することで、各キャリアともに定額制を維持しているが、今後もスマートフォン利用者は拡大し続けることが予想され、さらなるトラフィック対策を求められることになるだろう。 独自の技術でトラフィックをさばく こうした中、KDDIがトラフィック対策として2012年4月に導入しようとしているのが「EVDO Advanced」という技術だ。基地局の混雑度合いをリアルタイムに監視し、混雑している基地局の範囲内にある携帯端末のデータ通信先を、隣接する基地局に切り替えることで負荷を分散する
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