日本航空(JAL)の予約センターにいたずら電話を繰り返しかけたとして、大阪府警は19日、岡山県和気町の無職、阿部誠容疑者(51)を偽計業務妨害容疑で逮捕したと発表した。阿部容疑者は「対応に困っているのが楽しかった」と供述。電話を受けた社員の半数以上が不眠などを会社に訴えていたという。 天満署によると、阿部容疑者は07年4〜12月、予約を装って受付窓口の大阪市北区の「JALナビア大阪」に、公衆電話からフリーダイヤルで計1248回いたずら電話をかけ、業務を妨げた疑いが持たれている。 阿部容疑者は空席があると言われると、「ないのにあるふりをするな」。満席なら「なぜないのか」と言いがかりをつけていたという。同署によると、1日に100回以上の時もあり、07年4月〜今年3月に計約8千回のいたずら電話があったことを確認しているという。