印刷 18日午前7時55分ごろ、北海道小樽市のオタモイ海岸から沖合約1キロの海上で、男性の遺体が浮いているのをボートで通りかかった釣り人が見つけた。道警は、服装などから12日に行方不明になったJR北海道の中島尚俊(なおとし)社長(64)の可能性があるとみて身元の確認を進めている。 小樽署によると、男性は白髪で、身長170〜180センチ。紺色系のスラックスとベージュ系の半袖のカッターシャツを着ていた。靴は履いていなかった。スラックスのポケットから携帯電話が見つかった。遺体の傷みが激しく、道警は指紋や歯型から身元を特定する方針だ。 JR北海道や道警によると、中島社長は12日朝から行方がわからなくなり、自宅には家族や会社関係者、知人に宛てた遺書とみられる書き置きが10通ほどあった。妻が札幌東署に捜索願を出していた。