サークルやイベント活動に熱心で、有名人との交友関係や幅広い人脈をひけらかす。プロフィルを過剰に盛り込んで自己アピールに励み、周囲の評価を常に気にしている――。そんな就職活動をする学生の間で広まった「意識高い系」という言葉が、最近、ビジネスマンや主婦層でも使われ、後ろ指をさされる人がいる。一見、向上心があり、勉強熱心な振る舞いにもかかわらず、なぜ彼らは「痛い」と指摘されるのだろうか。精神科医の片田珠美氏が分析する。 意識高い系は自意識が高い 最近よく耳にする「意識高い系」という言葉。向上心があり、前向きで、トレンドに敏感な印象があります。しかし、実は「意識高い人」を装いながら、空回りしている人との皮肉が込められた言葉です。 「自分はこんなにすごい」「自分は特別な人間」と思い込んでおり、他人から認められたくて仕方がないようです。その意味では「意識高い系」は「自意識高い系」とも言えるでしょう。
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