Mozillaの開発者は3月28日、Webレンダリングエンジン「Gecko」の組み込みについて、今後サポートを終了する方針を発表した。Geckoはオープンソースのレンダリングエンジンで、Mozillaが中心となってプロジェクトが進んでいる。 MozillaのBenjamin Smedberg氏は28日、主力製品であるFirefoxを優先させること、バイナリ互換を維持する取り組みはコスト高であることなどの現状を説明し、組み込みGeckoサポート終了の方針を打ち出した。今後、gtkmozembed、javaxpcom、ActiveXコントロール、およびそれらがサポートするコードを削除する。Smedberg氏によると、2010年夏より組み込みでのGeckoのサポートの継続について議論があったという。Smedberg氏はまた、これらのプロジェクトのメンテナンスに興味を持っている人がいるとも記してい