金環日食が来週月曜日に迫るなか、消費者庁は、市販されている観察用のグラスの中に光を遮る能力が十分ではないとみられるものがあるとして、室内の蛍光灯をつけてかざした際に、蛍光灯の形がはっきり見えるものなどは使わないよう注意を呼びかけています。 消費者庁によりますと、今月になって天文関係者から「市販されている日食観察用のグラスの中に、光を遮る能力が十分ではないとみられるものがある」という情報が寄せられたということです。 これを受けて消費者庁は、市販されている製品のうち9種類を入手して、現在、専門機関で性能を調べる商品テストをしています。 結果はまだ出ていませんが、金環日食が来週月曜日に迫っているうえ、市販されたり、配布されたりした日食グラスが60種類はあるとみられることから、消費者庁は、すべてについて性能を調べることはできないとして、専門家の意見を基に消費者に向けて危険かどうかをチェックする方法