「人生を絶たれている人がいる」「子供が被曝してるんだよ」。東京都港区のホテルで28日開かれた東京電力の株主総会。会場では怒号が飛び交い、議長の勝俣恒久会長の解任動議が出される異例の展開となった。 総会の冒頭、勝俣会長が「多大な迷惑とご心配をかけ、心より深くおわびします」と謝罪。開始15分後には、株主の女性が「事故の責任を感じているなら、議長を務められないはず」と涙ながらに訴え、議長解任を求める動議を提出した。 動議が却下されると、会場からは「そういうやり方でいいのか」と怒号が飛んだ。質疑では「本来なら東電は倒産している。(役員は)全財産を売却して賠償に充てるべきだ」との厳しい意見も出た。【総会詳報】勝俣会長、事故は「異常な天変地異」と弁明 - SankeiBiz