他の方と重複しますが私の感想を書きます。 もう40年位前の小説ですから、当時はあったかもしれませんが今では殆どの話がありえないのではないでしょうか? やたら大学病院や教授の権威とか権力志向の医師の姿を描きたかった様ですが、今とはちょっとずれてますね。確かに大学勤務医の中には助手→講師→助教授→教授→病院長(学部長、学長)→地域中核総合病院院長で上がり、というすごろく人生を夢見てる人はいますが、昔と違い今では、「教授になっても業者との癒着による賄賂が全くない」「教室員のバイト料のピンはねが出来ない」「市中病院も独立採算性をとっており教授だからといって経営能力がなければ退官後の就職先がない」「教授の絶対的権力の源であった人事権も薄れて来つつある」等々ないないづくしで、権力を握ってもうまみがなくなっているのが現状です。更に今では面と向かって教授を批判したり、逆らう人間も出てきてます。教授の威光も
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