<平清盛(NHK日曜よる8時)>始まりました、松ケンの清盛。去年の「江」は全然おもしろくなくて、最初だけで見るのをやめてしまったけど、今年は期待しているぞ。 日本史に弱い私は、清盛というと入道姿の悪相しか思い浮かばない。高校の授業で「平家物語」に出てきた清盛は、熱病をわずらい、その高熱たるや、水風呂の水がみんな蒸発してしまうほど。それ以来、清盛のイメージはもうもうと立ちこめる水蒸気の中、すさまじい形相で死んでゆく坊主頭の悪いオジサンというものになってしまった。 愛人殺そうとしたり、孫の天皇の后寝取ったりの非道ぶり その第1回、いきなり坊主頭のオジサンが出てきたが、それは清盛ではなく白河法皇(伊東四朗)だった。この法皇は自分の子(後の清盛)を身ごもった白拍子の舞子(吹石一恵)を殺させようとしたり、自分の孫にあたる鳥羽天皇(三上博史)の后・璋子(壇れい)とも関係をもって、璋子が生んだ幼い子を天