神奈川県大井町の東名高速で6月、停車中のワゴン車が大型トラックに追突され、夫婦が死亡し娘2人がけがをした事故で、一家のワゴン車は追突の衝撃で約13メートル先の中央分離帯に激突していたことがわかった。捜査関係者によると、直前まで別のトラックが大型トラックの前を走行していたといい、神奈川県警は運転手が気づくのが遅れ、高速度のまま突っ込んだ可能性があるとみている。 県警などによると、静岡市清水区の車整備業萩山嘉久さん(当時45)一家のワゴン車は6月5日午後9時35分ごろ、下り線3車線のうち、最も中央分離帯寄りの追い越し車線に停車中、大型トラックに追突された。ワゴン車の進路をふさいで停止させ、追突事故を引き起こしたとして、福岡県中間市の建設作業員石橋和歩容疑者(25)が10日、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)などの疑いで逮捕された。 県警が大型トラックのドライ…