陸上自衛隊のヘリコプターから撮影した福島第1原発の1号機(2011年3月27日撮影)。(c)AFP/JAPAN'S GROUND SELF-DEFENSE FORCES 【3月31日 AFP】(一部更新)国際原子力機関(IAEA)は30日、福島第1原子力発電所から40キロ離れた福島県飯舘村で測定された放射線レベルがIAEAの安全基準値を超えているとして、状況を再評価するよう日本政府に勧告した。 政府は、原発から半径20キロ圏内に避難勧告、20~30キロ圏内に屋内退避勧告を出しており、飯舘村はこの外側にあたる。 IAEAのデニス・フローリー(Denis Flory)事務次長はウィーン(Vienna)で会見し、「あくまでも初期的な評価」だとした上で、飯舘村で測定された放射線レベルは「IAEAの避難基準の1つを超えている」と述べた。また、日本政府に対し「注意深く状況を評価するよう」勧告した。日本
国際原子力機関(IAEA)のフローリー事務次長(原子力安全担当)は30日の記者会見で、福島第1原発の北西約40キロの、避難区域外にある福島県飯舘村の土壌から検出された放射性物質の数値がIAEAの避難基準を上回ったと指摘、状況を見定めるよう日本側に伝えたと明らかにした。日本側は既に調査に動いているという。 IAEAは3月18日から26日にかけ、県内の複数の自治体で土壌中のセシウム137とヨウ素131が測定されたと説明。当局者によると、同村で検出された値は「IAEA基準の2倍」に相当したが、初期評価のため今後の追加調査が必要だという。2倍となったのが、どちらの放射性物質かには言及していない。 日本の基準に基づき、村内の多くの地区は自主避難の対象外になっている。 飯館村の水道水からはこれまで、大人の基準を大きく上回る放射性物質が検出された。(共同)
「チェルノブイリ化の恐れ低い」=福島原発に人為ミスなし−IAEA事務局長 「チェルノブイリ化の恐れ低い」=福島原発に人為ミスなし−IAEA事務局長 【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は14日、記者会見し、東日本大震災で爆発を起こした福島第1原発について、「チェルノブイリ原発事故のような事態になる恐れは非常に低い」との見解を示した。 天野事務局長は、福島第1原発は「チェルノブイリとは設計も構造も異なっている」と説明。また、今回の事故はチェルノブイリのように人為的なミスや設計上の問題が原因ではなく、「想像を超す自然災害に見舞われたために起きた」と語った。(2011/03/15-06:04)
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