携帯電話各社が7日発表した11月の携帯電話契約数によると、新規契約数から解約数を差し引いた純増数で、NTTドコモが4万800件の減少と約5年ぶりに純減となった。 米アップルのスマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」を販売するソフトバンクモバイルとKDDI(au)は好調を維持しており、明暗がはっきり分かれた。 ドコモの純減数は過去最大。これに対し、ソフトバンクは純増数30万1900件と11か月連続の首位で、KDDIは22万8800件だった。ドコモは11月に冬の新商品10機種を発売したが、アイフォーン5への流出が大きかったとみられる。 番号持ち運び制度による契約数の増減でも、ドコモは同制度開始以来最大となる21万2100件の転出超過となった。KDDIは14か月連続のトップとなる16万5100件の転入超過で、ソフトバンクは4万7900件だった。