原発事故への責任追及が東京電力社員に集中している。「事故の責任を取れ」というが、一社員にとってはどうしようもない。それでも脅迫やイジメは続く。そもそも、原発に関わってこなかった人がほとんどの職場。そんな現場の声をリポートした。 ◆事故後、突然に縁談が破談 仕事先で知り合った、福島県内の女性と婚約予定だったCさん(20代後半)はこう語る。 「彼女の家族も『東電さんなら将来も安心』と好意的でした。それが事故で一変。急に彼女から『あなたのことが尊敬できなくなった』と言われたんです。どこが?と聞いても答えてくれない。以前は『働いている姿が好き』と言ってくれていたのに……。後で共通の知人に聞いたのですが、東電社員と結婚することに親族から相当反対されたみたいです」 合コンやお見合いパーティでも東電は不人気だという。 「お見合いパーティで何とかツーショットに持ち込んだのですが、東電社員だということを伝え
![【東電末端社員のいま】縁談破談に保険やローン解約… | 日刊SPA!](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5f043722a6a2e5f86be87076c01b125c3f810c9e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnikkan-spa.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2012%2F09%2FGD169.jpg)