375 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 12:03:35 ID:uzTdANTK0 ある山で滑落事故があった。あわや転落死かと思われた瞬間 男は片手で草を掴み、崖にぶら下がる格好で何とか一命を取り留めた。 だがこんな山奥に人が通りかかるはずもなく、すでに一時間が過ぎようとする頃 遂に男の右手は限界に達していた。男は自らの半生を振り返った。 「はぁ、もはやこれまでか・・・。それにしてもつまらん人生だったなぁ・・・ 貧しい村に生まれ貧困な生活を余儀なくされ、それでも村人を助けんと犯罪に走ってもみたが失敗。 そして逃走・・・ 。挙げ句の果てには逃げ込んだ山で足を滑らせ絶体絶命。 寸前で助かったとはいえ来るわけもない助けを待ち苦痛に耐えての一時間・・・。 はぁ、なんで俺ばっかりがこんな目に・・・やはり神など存在しないという事か・・・。」 もう駄目かと諦めかけた
![苦痛に耐え抜いた最期の一時間](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9817668f895f8b9e6ce2596f40ab959ea96bb084/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcopipe.cureblack.com%2Fassets%2Ficons%2Fcopipeko-8f40ced91ac6351ce11a158c1c68686b7b0fb4a80185261110b8446fb098ac53.jpg)