自動販売機専用の缶入りおしるこメーカー・ヨンガリア(大阪市)は30日、今年いっぱいで自販機用おしるこの生産を終了することを明らかにした。メーカーでは「もともと少なかったおしるこ需要が、リーマンショック以降さらに減ったため」と説明しているが、一部のおしるこファンからは嘆息も漏れている。 ヨンガリアによると、全国に250万台ある自販機の約98%にあたる245万台には、常時おしるこが備えられており、コーンスープや甘酒と並ぶ冬の定番ホットメニューの一つとして知られている。だが一方で、おしるこが普及台数の割に売れない商品であることは昔から指摘されており、「断腸の思いで」(担当者)、今年ついに生産を打ち切ることを決めた。 缶入りおしるこは一般的に冬のメニューとしされているが、実は夏のほうがよく売れているという実態がある。これは日が照りつける真夏の午後、コーラなどよく冷えた清涼飲料水を飲もうとした人に先
![消える自販機名物「温かいおしるこ」 需要低下で](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/88ce24e727002fdf71fb731e555472837e4dd81b/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fkyoko-np.net%2Fimages%2Fosiruko.jpg)