人気アニメ「らき☆すた」の舞台として多くのファンらが訪れる埼玉県久喜市の鷲宮神社近くに、商店街の空き店舗を活用して簡易宿泊所を開設する計画を、同市在住の立正大3年生、若林福成さん(20)が進めている。 鷲宮地域の変遷などを紹介するギャラリーも併設する予定で、「アニメで地域をもっと元気に」と、10月のオープンを目指している。 若林さんは大のアニメ好きで、美少女キャラクターなどの“オタク文化”で地域活性化を図る事業を興そうと、昨年9月に合同会社「福成」を設立。今回の簡易宿泊所も、その一つだ。鷲宮地域に遠方から訪れる「らき☆すた」ファンの、「近くに泊まる場所がなくて大変」との声を耳にしたのがきっかけだ。 地元の鷲宮商工会によると、遠方のファンの多くは、車の中や、近くのインターネットカフェなどに寝泊まりしている。年末年始には地元住民が、集会所を貸し出すなどの対応をとってきた。近隣の春日部市や幸手市