『黄衣の王』(こういのおう、おういのおう、The King in Yellow)は、ロバート・W・チェンバースが著し、1895年に出版された短編集である。ゴシック小説あるいは初期のホラー小説に属する。また同書に登場する架空の戯曲、および怪物も同じ名前で呼ばれる。 『黄衣の王』を読んだハワード・フィリップス・ラヴクラフトは、同書に登場する「黄の印」に『闇に囁くもの』で言及し、このことが契機となって黄衣の王がクトゥルフ神話大系の一部と見なされるようになった。 2010年7月、大瀧啓裕訳が創元推理文庫で出版された。ただし、原書の短編集からは「黄衣の王」にまつわる最初の4篇のみを採り、別の長編『魂を屠る者』を併せ収録している。 2021年5月、BOOKS桜鈴堂編訳による『黄衣の王』が刊行された(電子書籍およびペーパーバック)。 チェンバースの『黄衣の王』は以下の10篇の短編から成る。 「名誉修理者