新しいiPadが発表された。日本でも3月16日から販売が始まる。iPadのカテゴリーとしては第3世代目にして、初めて米国と同じ日(※時差の関係で実際は日本が先行)から出荷が行なわれる製品となる。米国で行われたプレゼンテーションの内容や、ニュースリリースでも第3世代という言葉は用いられているが、製品名は『iPad』。米国では“The new iPad”、日本では“新しいiPad”と同社の公式サイトには綴られている。発表前に噂されたように3番目の製品なのだから“iPad 3”、あるいは2048×1536ドットの高精細液晶パネルを搭載しているのだから“iPad HD”、どちらでも辻褄はあうはずだ。なぜ、もう一度『iPad』なのか? 製品発表のプレゼンテーションと実機のハンズオンから、その意味を考えてみた。 すでに報道されているとおり、もっとも目につく特徴は高精細液晶パネルによるスクリーン表示だろ