5月1日(ブルームバーグ):ソフトバンクの孫正義社長は同じく資産家である米衛星テレビ会社ディッシュ・ネットワークのチャーリー・アーゲン会長について、米携帯電話サービス会社スプリント・ネクステルの事業を運営するだけの専門知識はないと話した。両者はスプリント買収をめぐって争っている。 孫社長は4月30日に都内で行われた決算説明会で、アーゲン会長にはワイヤレスに関するバックグラウンドがないため、同会長はスプリントの事業運営に向いていないと述べた。孫社長はまた、スプリントをソフトバンクのような携帯電話サービス会社でなく、衛星テレビ会社と統合するというアーゲン会長の戦略に疑問を投げ掛けた。 孫社長は「私は未来のことについて大口をたたくのでなく、結果を出している。スマートフォンに衛星放送のアンテナを付けたいだろうか。今よりずっと重くなってしまう。アーゲン会長がスマホ利用者に対して真に意味のある価値