NVIDIAのノートPC向け最新GPU『GeForce 600M』シリーズで特に注目なのは、ミドルレンジの『GeForce GT660M/650M/640M/640M LE』の4製品だ。これらは、デスクトップPC向けとして発表された『GeForce GTX680』で採用されている新アーキテクチャの“Kepler”に基づいた製品である。 KeplerベースのGeForce 600Mの各製品は、従来製品の2倍のスペックを備えているが、今回のGeForce 600Mシリーズではそれを性能向上方向には使わず、消費電力を抑えることに利用している。つまり、従来世代と同じ性能を実現しながら、消費電力は半分になるということを実現することで、インテルが提唱するウルトラブックのような薄型ノートPCにも、単体GPUの搭載率を上げることを目指している。 ●性能が向上した内蔵GPUが登場しても、単体GPUへのニーズ