サムスン(Samsung)がアップル(Apple)の最新型スマートフォン「iPhone 4S」の販売差し止めを求めてフランスで訴えを起こしていた裁判で、現地時間8日にこの訴えを退ける判断が下された。 サムスンは、iPhone 4Sで使用されている無線関連の技術が、自社の保有するW-CDMA通信方式関連の特許2件の無断使用にあたると主張、同端末が発表された翌日の10月5日にフランスとイタリアで、また同月17日には日本およびオーストラリアで、同端末の販売差し止めを求める訴えを起こしていた。 今回の判決で、パリ大審院(Tribunal de Grande Instance de Paris )は、サムスンの訴えを「不相応な訴え」として退け、さらに同社にアップル側の裁判費用10万ユーロ(13万3900ドル)を負担するよう命じたという。イタリアでもすでにサムスンの訴えは却下されており、今回の判決が追