マルチタスクは便利な反面、複数のアプリが動作することでバッテリ消費が進み、またバックグラウンドでのアプリ動作が前面で動作するアプリのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性がある。それが、これまでAppleがマルチタスクの導入を避けてきた理由だった。 Appleが、iPhone OS 4でこれら問題にどう対処しているのかというと、まずApp Storeで配信されているアプリを精査し、iPhone OSアプリがマルチタスクで動作するのに必要なサービスを以下の7つに絞り込んだ。そして、これらのサービスが効率的にバックグラウンドで動作するようにiPhone OSに組み込んだ。 バックグランド・オーディオ Voice over IP (VoIP) バックグラウンド・ロケーション プッシュ・ノーティフィケーション ローカル・ノーティフィケーション タスク・コンプリーション ファスト・アプリ・スイッチング