ショウガを科学します。 米国のミシガン大学(UM)で行われた研究により、ショウガの持つ抗炎症効果の根底にある、生物学的なメカニズムが解明されました。 ショウガは何千年もの間、薬として使われており、優れた抗炎症効果を持つことも知られていますが、人間の免疫細胞にどのような変化を起こすかは解明されていませんでした。 今回の研究ではそのメカニズムが解明され、ショウガサプリメントがリウマチなどの自己免疫疾患の改善に役立つ可能性がマウスと人間の両方で実証されました。 研究者たちはショウガに含まれる6‐ジンゲロールが慢性炎症性疾患を治療するだけでなく、アトピー性皮膚炎の改善も期待できると述べています。 研究内容の詳細は2023年9月22日に『JCI Insight』で公開されました。