今回の「武蔵対七人の侍」事件はいろいろ考えさせられます。NHK「武蔵」が黒澤明「七人の侍」を盗作したシーンがあるとして裁判になったものです。ここで争われたのが著作権の問題。 ・著作物とは、思想又は感情を創作的に表現したものであって,文芸,学術,美術又は音楽の範囲に属するものをいう。 法律上は、アイデアは模倣してもいいけど、表現はマネしちゃダメ、とされます。ここの線引きが難しいのですが、今回の判決では、雨中の合戦、とか、地面に刀を刺しておき合戦の途中で交換する、とかは表現じゃなくてアイデアであるとされました。だからマネしてもいい。 まあ今回は誰がどう見てもパクリなんですが、むしろ、積極的に模倣が行なわれることで表現の進歩があるから、法律はこれを許しているのでしょう。 よく言われることですが、初めてタイムマシンを小説に書いたのはH・G・ウェルズ。なんというすばらしいアイデア。でも、その後に2番
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