これからの時代に向けた教育の指針となる新しい学習指導要領。ところが、最初に話題になったのは「アクティブ・ラーニング」。後から「主体的・対話的で深い学び」に変わったとはいえ、そればかりが取り沙汰され、本当の狙いが見えていないのではないかという思いがありました。 また「社会に開かれた教育課程」。これは、学校と保護者だけではおそらくうまく実現できないので、もっと広く知ってもらうためにはどうしたらいいのかということが、問題意識としてあります。 そこで私は『まんがで知る 未来への学び』という本の中で、新しい学習指導要領の2年後の姿を描いてみました。中学校を舞台に「主体的・対話的で深い学び」を口にした先生に大学院生が「なぜですか?」と問い掛け、実は先生たち自身もよくその理念が分かっていなかったというところから物語は展開します。 ストーリーを重ねるうちに、私がイメージとして描いた学習指導要領の理念につい
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