沖縄県立球陽高校(田名裕治校長)で20日、身なりに関する校則を1カ月間「廃止」する取り組みが始まった。探求活動の一環で校則に関して研究する2年生のチームが発案して実現した。今後、取り組みで見えてきた効果や課題を検証した上で、現在の校則の改定などを検討する予定だ。計画した生徒たちは「多様性について考え、個性を大事にできる充実した期間にしたい」と意気込んでいる。(社会部・普久原茜) 同校は国際的な科学人材の育成を目指す文部科学省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」指定校で、生徒たちがチームごとにさまざまなテーマを設定して探求する活動をしている。今回は、校則について探求する2チーム計9人が研究の検証のために計画した。 「根拠のない校則によって生徒の個性が失われているのではないか」と問題提起をしたチームは、生徒へのアンケートや県外の学校の事例を研究。「メークと校則」について探求するチーム