直線距離でも2400km。しかし実際には何万kmの旅の末に流れ着いたのか。誰にも知り得ない長い長い旅の末に、東北の南三陸町から日本最南端近い西表島に流れ着いたポストが、南三陸町歌津の伊里前仮設商店街にある観光協会に展示されている。 太平洋の海流に乗ってハワイ沖をぐるりと回って西表島にたどり着いたのか、あるいはもっと遠く、アメリカ西海岸近くまで流れていった後、赤道の北を西に流れる貿易風にのって日本列島の南端にまで旅してきたのか。
目の前に広がるのは青い海、そして青い空。波の音が聞こえる。子どもたちの、家族連れの、そして恋人たちの歓声が聞こえる。 オープンの日のビーチで見られたのは、日本中のどこにでもありそうな景色。風に飛ばされた浮き輪を追いかける子どもがいる。水着を持って来なかったことをちょっと悔やむように、波打ち際で海に浸かっているカップルがいる。お昼時になると、ランチと飲み物が入った重そうなクーラーボックスを抱えた家族連れがやってくる。空にはカモメが飛んでいる。 でも長須賀つながりビーチには、こんな日常的な海の景色が見られること、そのこと自体を心から喜び、仲間たちや支援者たちに感謝している人たちがいる。最初の写真のライフセーバーは地元の若者だ。このビーチのために講習を受けて安全を見守っている。本部テントにはオレンジ色のビブスを身につけた人たち。そして堤防の上のパネルには、熊本地震での活動の様子を示す写真。本部テ
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