立花隆さんの『青春漂流』が出たのは、1985年。 11人の若者の青春漂流が、それぞれに紹介されている。 単行本として出版されたのは1985年だが、それより2年前に雑誌「スコラ」で毎月一人ずつの連載がはじまっていたのだった。 稲本 裕(32)=オーク・ヴィレッジ 古川四郎(33)=手づくりナイフ職人 村崎太郎(22)=猿まわし調教師 田崎真也(25)=ソムリエ 森安常義(33)=精肉職人 長沢義明(36)=フレーム・ビルダー 松原英俊(33)=鷹匠 斉須政雄(34)=コック 冨田 潤(34)=染織家 吉野金次(36)=レコーディング・ミキサー 宮崎 学(34)=写真家 青春を若干卒業したような年齢のものもいるが、これらの誰もが当時は「青春時代」まっただなかを生きているなんて思っていない連中だった。 それこそ、この時代にもただ夢中で自分のやりたいことだけをやって生き抜いていた男たちである。 そ
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