ADSLの普及数は、昨年12月に990万にまで達した。昨年1月時点では611万であったから、この一年で379万加入増やしたことになる。また、FTTHは75万加入、CATVは233万加入であるから、日本のブロードバンド接続ユーザーは、1300万加入を突破した。 一方、平成15年通信白書によれば、平成14年10月時点のDSL加入可能世帯数は3500万。したがって、あと2500万世帯がDSLに加入可能である。つまり、ADSLは、まだまだ成長余力が大きい市場であるといえる。※ 昨年は、ADSL事業者にとっては多少乱暴でも、規模効果の極大化のために契約量の蓄積を最優先する年だったと言えるだろう。中でもソフトバンクは、街頭でのモデム配布によって、9月末の累積シェアが33.6%までに達し、NTT東日本、NTT西日本を上回るNo.1 プロバイダーに成長した。通信ビジネスは、初期のインフラ投資、ならびに顧客