薬品を加えると覚醒剤に変化する液体を隠し持っていたなどとして、大阪の59歳の男が覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されました。この液体が押収されたのは全国で初めてです。 近畿厚生局麻薬取締部によりますと、横谷容疑者は去年12月、薬品を加えると覚醒剤に変化する液体を車の中に隠し持ち、製造しようとしたとして、覚醒剤取締法違反の製造予備の疑いが持たれています。 この液体は「t-bocメタンフェタミン」で、化学変化を起こすことで覚醒剤になるため、去年12月下旬に指定薬物として所持や輸入が禁止されました。 押収されたのは、ペットボトル15本に入った合わせて14キロ余りで、覚醒剤に変化させた場合、密売価格でおよそ5億円に相当するということです。 この液体が押収されたのは全国で初めてで、麻薬取締部は海外から輸入したと見て、入手経路などを調べています。
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