中国の中央銀行「中国人民銀行」は、20日から金融機関の預金準備率を1%引き下げると発表し、中国経済が減速するなか、金融緩和を進めて景気の下支えをさらに強化するねらいがあるとみられます。 預金準備率は、金融機関が預金の総額のうち中央銀行に預けなければならない額の比率のことで、この比率が引き下げられると、貸し出しを増やす効果が期待されます。中国が預金準備率を引き下げるのはことし2月以来、2か月半ぶりで、これによって中国の大手銀行の預金準備率は18.5%になります。 中国では、長引く住宅市場の低迷で投資や生産が伸び悩み物価が下がりやすくなっていて、内需に弱さがみられるほか、輸出も3月は前の年の同じ月に比べて減少し、景気の先行きに、不透明感が増しています。 中国人民銀行は政策金利についても、去年11月とことし3月に引き下げていて、金融緩和策を次々と打ち出すことで中小企業などへの貸し出しを促し、減速
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