寝ながら学べる構造主義 (文春新書) 作者: 内田樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2002/06メディア: 新書購入: 38人 クリック: 393回この商品を含むブログ (332件) を見る まえがきに よい入門書は「私たちが知らないこと」から出発して、「専門家が言いそうもないこと」を拾い集めながら進むという不思議な行程をたどります。 とあるが、まさに「よい入門書」にふさわしい。知らない状態から、著者のペースに乗って読み進んでいるうちに、概念の読み解きと、現在に即したたとえ話で、頭の中に徐々に知識が貯まっていく過程は、知的エンターテインメントはかくあるべし、と思わせる。これは書き手の才能でしょうね。橋本治氏の書き方に似ている。 本論は、前史としてマルクス、フロイト、ニーチェが構造主義に与えた影響を概観して、始祖としてソシュールをとりあげ、その後に「四銃士」として、フーコー、バルト、
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