「通信事業を本気でやるんですかね」――。2019年10月に"第4のキャリア"として携帯電話事業に参入する楽天に対して、ソフトバンクの宮内謙社長は楽天の取り組みに対して心配顔でこう疑…続き ソフトバンク宮内社長「非通信の新事業、数千億円に」 [有料会員限定] iPhoneユーザーに選択迫る 総務省の「完全分離」案 [有料会員限定]
前回のエントリからまたしても時間が経ってしまった。 ところが、少し考えていたところを書きながら整理しようと、うっかりブラウザ上で書いていたら、データを消失してしまった。いわゆる「ブラウザのバックボタンの悲劇」である。 とはいえ、これでよかったのかもしれない、と今は思っている。やはりあまりに公開情報が不足していて、概要的なことを想像で補うしかなかったからだ。そこで新しいエントリでは、NGNに関する情報を得るためのポインタの紹介とその考察で構成し、引き続き状況をフォローしたい。 【追記】 書いていたらいろいろ抜けを発見したので、追記しました。 10/12 11:30 課題を追記 10/13 11:10 他ネットワークとの接続を追記 アーキテクチャ概要 ○NGNについて ○NGNの標準化と各国の動き NGNのアーキテクチャは、大きく「サービス・ストラタム」と「トランスポート・ストラタム」に分類す
●フレッツの事故 昨晩(5月15日夜)、NTT東日本の「フレッツサービス」および「ひかり電話」が長時間にわたって停止するという事故が発生した。現時点ではすでに回復しており、原因もNTT東日本自身の説明によれば 5.原因 IP伝送装置(弊社ビル内に設置しているルータ)のハード故障に伴うパッケージ交換により、弊社IPネットワーク内の全IP伝送装置で、ルート情報の自動書き換えが行われますが、この際、処理可能な量を超えるルート情報が発生したため、連鎖的に多くのIP伝送装置において、処理能力オーバーとなり、IPパケットの転送処理を自律停止したものです。 すなわち「レイヤ3スイッチのリプレイスに伴い経路広告が何らかの理由で爆発し、経路制御ができなくなったもの」と概ね特定できているようだ。現在は経路情報を減らしてスイッチの安定稼働を図っているとのことである。 ●影響は深刻だがよくあること 上記から
ワインとブランデー 「情報通信インサイト」と銘打ちながら、当初の言い訳通りあちこちに話題が発散している。この傾向は今後も続くと思われるので引き続きご容赦いただきたいが、たまには情報通信に直接関係する話題を一席。 NGNに関する問い合わせを受けることが増えてきた。問い合わせの内容をうかがっていると、NGNという言葉以外はさっぱり分からず、とりあえずインターネットの親戚のように考えているけど…という方がかなり多い。それこそインターネットのエンジニアの中にも、なんだかよく分からない、という方は少なくない。 インターネット由来の技術を中核に据えていることもあり、公開情報を断片的に眺めるとどうにもインターネットとの違いが見えにくい。しかし同じ葡萄からワインとブランデーができるように、ルーツが同じだけで両者はまったく別物である。というのは、NGNがインターネットと異なるアーキテクチャのネットワークを
池田信夫氏のブログ経由で知った情報通信政策フォーラム(ICPF)の「NTTをどうする」に参加してきました。モデレーターは池田信夫ICPF事務局長、スピーカーが島聡(ソフトバンク社長室長)、林紘一郎(情報セキュリティ大学院大学副学長、元NTT)でした。 まず、島氏とソフトバンクのCTO、林氏からNTT問題についてのプレゼンがあり、池田氏が入って質疑が行われました。ホットなテーマだけに、かなり期待して会場に行ったのですが、途中までは眠りそうでした。しかし、質疑に入ったとたん会場からソフトバンクに対する批判(ヤジ?)が出て、結構面白いものになりました。 開催趣旨と下記の通りです(ICPFのブログより抜粋) NTTは昨年、事実上の「再々編」計画ともいえる中期経営戦略を出しました。これに対して、競合他社からは「独占時代への逆行だ」との批判が強く、ソフトバンクはインフラを「水平分離」して通信各社が共同
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