東京都足立区で男児(5)が行方不明になっている事件で、警視庁は8日、男児の妹の次女(4)に虐待をしていたとして、父親の無職皆川忍被告(30)(詐欺罪で公判中)を傷害と暴行の疑いで再逮捕した。 発表によると、皆川被告は今年3〜6月、自宅アパートで、次女に犬の首輪をつけたり、千葉県内のホテルや車内で顔を殴ったりして、左目付近に全治約2週間の打撲を負わせた疑い。 皆川被告は調べに対し容疑を認め、「しつけのつもりだった。次女が勝手に食べ物を口に入れようとしたので殴った」などと供述しているという。 次女は今年6月、きょうだい4人とともに同庁に保護されたが、体重は約8キロで、同年代女児の平均体重の半分程度だった。同庁は、次女に十分な食事を与えていなかった「ネグレクト(育児放棄)」とみて、皆川被告から養育状況について事情を聞いている。