変動相場制のもとでは、公共事業や減税だけの財政政策では効果は上がらない。 財政出動のため、政府が赤字国債を発行すると、長期金利が上昇し、 それは円高につながる。 その結果、輸出減少・輸入増加を招き、財政出動の効果が海外に流出してしまうのです。 これを、マンデル・フレミング効果と呼ぶ 財政政策だけでは景気は回復しない。ただし同時に金融政策を行うことで 十分に金融緩和が行われれば、財政政策も機能する。 財政出動が招く負の側面である円高を、金融緩和による円安で相殺すればよいのです。
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