この日記は平成22年5月末に書かれた。ごく私的な愛の記録であるので、公開するつもりはなかった。だが、この地上で僕と同じような立場にある人の一助になればと思い、公開することにした。 **** 昨今の日本の夏はたいへん蒸し暑く、過ごしにくいので、地方都市生活者の端くれである僕は、病めるときも、健やかなるときも、郊外のホームセンターで極めて安価に流通販売されていた木製スノコのうえで生活している。自慰行為も例外ではない。いやむしろ、しゅかしゅか自己発電中、心拍数ははね上がり、多少の発汗では放熱しきれないほど体温は上昇する。だから僕は夏季の体調管理について助言を求めてくる同僚営業マンに、課長という立場からではなく、ひとりの男としてオナニー・オン・スノコを推奨している。あの日の僕もオン・スノコ。EDを患っている僕はワールドカップ公式球のような名前を持つ錠剤バイアグラを服用して、覇っ。一人で鬨の声をあげ