前回の投稿ケータイ広告を総取りした電通に突きつけられた「予想外」の問題の中で、電通の中間決算が1億円を突破し、減収減益となった業界2位の博報堂DYホールディングスとの差が益々開きつつあることを述べました。その背景には、携帯電話の番号継続制度(MNP)特需を電通が独占したことにあります。 電通が独走したもう1つの理由は、サッカー・ワールドカップを始め、同社が圧倒的な強さを誇るスポーツ事業が拡大していることです。『4つの市場における事業展開』(2006年アニュアルレポート・PDF)では、現在同社が手がけているスポーツ・イベントが明らかにされています。 絶好調な電通のスポーツ・ビジネスの「真骨頂?」は、現在TBSで放送中の『2006世界バレー』に見ることができます。アイドル・タレントを使ったり、選手をPRのために大会直前まで様々な番組に引っ張り出すマーケティング戦略が奏功し、20%を超える視聴率