大けがをしたヒガラ(左)を必死で救助しようとするパートナーとみられるヒガラ=佐々木繁さん撮影 道路上で大けがをした小鳥をパートナーとみられる小鳥が必死で救おうとしている様子を、日本野鳥の会宮古支部会員の佐々木繁さん(65)が先月、岩手県宮古市内で撮影した。 小鳥の種類はヒガラ。シジュウカラ科の中でも小さく体長約11センチで、全国の針葉樹林に生息し、5〜7月に産卵を迎えるという。 佐々木さんによると、4月22日、同市崎山の道路で乗用車を運転中、激しく争っているように見える2羽のヒガラを発見したという。車を止めてカメラを手に約3メートルまで近づくと、2羽は争っているのではなく、大けがをした1羽をもう1羽が必死で助けようとしている様子だった。 佐々木さんは、「繁殖のため、つがいでえさの昆虫を車道まで取りに来て、車に衝突したのでしょう」といい、「鳥のつがいのきずなが深いことは知っていたが、