東日本大震災による原発事故をめぐり、英BBC放送やロイター通信は13日、欧州に放射性物質が広がった1986年のチェルノブイリ原発事故とは「性質が違う」などとする専門家の冷静な見解を伝えた。 13日付の英紙では、福島第1原発の事故を「もう一つのチェルノブイリ」との見出しで伝えたところもあり、欧米に放射性物質の汚染が広がるのではないかとの不安も広がっていた。 BBCは福島第1原発での爆発について「深刻なものではない」とする専門家の見解を伝えた上で「チェルノブイリのような大気中への放射性物質の拡散は福島では起きていない」と解説。ロイターも「現時点では健康被害は小さい」「海外に影響は与えない」との専門家の見方を伝えた。(共同)