大相撲の元大関で東十両9枚目の雅山(35)(本名・竹内雅人、茨城県出身、藤島部屋)が春場所千秋楽の24日、現役引退を表明した。 千秋楽の鬼嵐戦は勝って3勝12敗で場所を終えたが、来場所の幕下陥落が決定的だった。 水戸市出身。明大を3年で中退して当時の武蔵川部屋(現藤島部屋)に入門し、1998年名古屋場所、幕下付け出しで初土俵。重い足腰を生かした突き押しを武器に幕下、十両と4場所連続優勝を果たして入幕し、2000年夏場所後に初土俵から2年で大関に昇進。「平成の怪物」と呼ばれた。 しかし、左足のけがなどで在位8場所で陥落し、その後は長く幕内で活躍していた。