3本の各電線を「相」といい、これが3本(3相)あるので三相交流という。 各相は、1相・2相・3相、あるいはa相・b相・c相などと呼び分ける。また、R相・S相・T相や、U相・V相・W相などともいう。 なお、どの線を1相とするか、というようなことは決まっていない。一般には、受電点などで1相・2相・3相を定め、以降は電線の色などで識別する。 三相電流の特徴は、各線に流れる電流がそれぞれ消費電力の3の平方根分の1(1/3(1/2) = 1/√3 = 58%)で済む点が挙げられる。 例えば、消費電力100kWの設備を考える。 家庭用電源AC100Vで実現しようとすると、100,000W÷100V=1,000Aとなり1,000Aの電流が必要になる。AC200Vにしても100,000W÷200V=500Aとなり500Aもの電流が必要となってしまう。 これを三相交流の200Vで実現しようとすると、100,