オートバイに取り付けられたETC車載器=神戸市灘区の販売店 ETC車の「休日、一律千円」効果で大型連休中の高速道路は大渋滞となった。車載器購入費の助成もあり、ETCの普及が一気に進んだが、これは四輪の話。二輪の場合は、助成対象の半分くらいしか普及しておらず、取り付けが「1年待ち」も当たり前の状態になっている。メーカーが1社だけで生産が追いつかないことが原因のようだ。 ETC車載器購入費の助成対象は四輪が115万台、二輪が5万台。4月28日時点で四輪が115万台に達して助成が終わったのに、二輪は同30日時点で2万6907台と半分しか進んでいない。 オートバイは料金所通過の際、支払いのためグローブを外したり通行券をしまったりと煩わしさがあるため、自動車よりETCの恩恵は大きいと言われてきた。だが構造の複雑さなどから価格が2万円後半〜4万円半ば(取り付け費込み)と、1万円台の商品もある自動